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シャープのHEMS [HEMS]

今回、太陽光発電システムは、住友林業の進めるまま、シャープのSUNVISTAで、パネルはBLACKSOLARです。
http://www.sharp.co.jp/sunvista/
発電効率は
NQ-220AEというモジュール(うちは、これです)
http://www.sharp.co.jp/sunvista/products/module/220ae_feature.html
で、変換効率が19.1%です。

パナソニックの245αPlusも同じ変換効率ですね。
http://sumai.panasonic.jp/solar/lineup.html

まあ、パネルだけで判断しちゃいけません。
パワーコンディショナーで、直流から交流に変換しますが、ここの変換効率も重要です。
価格がどうなるかはわかりませんが、カタログスペック的には、パナソニックのパワコンは変換効率96%で、シャープより1%~3%ほど良いようです。

今回、設備でハウスメーカー決めるつもりも無かったし、最大限後回しにしたけど、先に考えていたら、ハウスメーカーは別として、たぶん、パナソニックで全部固めたと思います。
その方が、トータルソリューション提案を受けやすいと思います。
とは言え、お値段次第ですが(^^;

結果的には、各種メーカー混在なヘテロな環境で、無理矢理つなげてみるというのも、エンジニア的には楽しんでたりします。でも、ハウスメーカーの担当の方からすると、迷惑だったりして:-p
#住友林業さん、すんません(^^;

さて、今回導入するシャープの太陽光発電システムには、クラウドHEMSなる設備もくっついてきます。これが、どたばたの始まりなのですが...
http://www.sharp.co.jp/e_solution/hems/index.html
こいつ、「クラウド」という名前が付いていて、先を走ってそうですが、そうでもない...
商品ラインアップを見てみると、後付けソリューションです。
今回導入したシステムにはJH-RTP5
http://www.sharp.co.jp/e_solution/hems/products/rtp4_5_spec.html
というHEMSコントローラーと電源タップが5つ付いてくるタイプがセットとして含まれているのですが、これだけでは総電力量が計れるわけでは無し、計測できるのは付属のタップを介して利用する家電機器のみです。

じゃあ、どーすんのかというと、各ページを穴の開くまでよ~く眺めると記載がある、単回路CTセンサーユニットJH-AS31とか多回路CTセンサーユニットJH-AS32とか
http://www.sharp.co.jp/support/hems/mndl_list.html?__utma=1.1670941244.1448254516.1448257074.1448257074.1&__utmb=1.5.10.1448257074&__utmc=1&__utmx=-&__utmz=1.1448257074.1.1.utmcsr=sharp.co.jp|utmccn=%28referral%29|utmcmd=referral|utmcct=/products/&__utmv=-&__utmk=143432757
を利用して全体の電力量だったり、特定回路全体の電力量を計ることになります。(それぞれHEMSコントローラーに接続できる数に制限があります。まあ1台とか2台です。)
シャープのクラウドHEMSに他社の太陽光発電システムを接続する場合にも利用します。
このページの一番下にある流量データ送信機を用いるとガスメーターとか水道メーターなどのデータも取れるようになります。
#というのは、もうちょっと表の画面にきちんとリンク張っておいて欲しい。

とは言え、困ったことに、シャープに限った話では無いのですが、買電メーターが1つで、その後分岐して分電盤が2つあるような場合、分電盤ごとに電力量を計って総合計を出すというのは、出来ないようです。
HEMSとして、主幹は1つというのが、機器の仕様なのかHEMSの規格なのかわかりませんが、ダメって事みたい。
わかりやすく図にしてみると...
HEMS-00.jpg
こんな感じ。(クリックすると大きくなります)
なので、パナソニックとのやりとりの中で出てきたのですが、主幹を分ける前(買電メーターの前後)で計測するしか、全体を把握する手段が無いと言うことになります。
なんか、ユースケース検証足りて無いんじゃない?
規格考えた人なのか、システム考えた人なのかわからんけど。

あと、クラウドHEMSで各ユニットとの無線通信は802.15.4なので、ZigBeeなのかな?2.4GHz帯を利用しているようです。
このため、1Fと2Fに計測ユニットが分散していて、2F床下に床暖房などの電波遮蔽体がある場合、900Mz帯に比べると不利です。
この点、シャープに確認したところ、やはりその可能性があるとのことで、その場合は、HEMSを2つ入れて欲しいとのことでした。
この場合は、HEMSコントローラーを接続する有線ネットワークのセグメントを分ける必要があるとのことです。

一般的なところとしてはECHONET Liteに対応していますが、他社製でも制御可能なのはエアコンぐらいで、連携可能なのは自社製の蓄電池システムと同じく自社製のエコキュートということになっています。
なので、蓄電池はまだしも、エコキュートをシャープ製選ぶ事は少ないと思われるので、その恩恵を受けることもあまりないのでは無いかと思います。
エコキュートの連携とかは、他社も、皆同じ感じです。
期待しない方が良いです。

なお、宅内の必要な機器がつながれば、後はシャープのサービスにインターネット越しに接続すれば、先に掲出したクラウドHEMSのページに記載された様なことが、導入したシステムに応じて出来るようになります。
まあ、大したことは出来ない...
おまけに、Webの説明だけ見ると、スマホアプリが必要とのこと。
どこまで、サポートし続けてくれるんだか...
これが、色々調べた結果に対する率直な感想です。

ということで、もったいないですが、付属してくるクラウドHEMSのシステムは使わずに、HEMSのシステムを構築します。(セットなので、減額にもならないのですが、しょうが無い)

おまけですが、ハウスメーカーで入手できるカタログや、メーカーのWebから取れる情報だけでは、わからないことが多いので、興味ある方は、メーカーのWeb siteの検索boxで「型番 取扱説明書」をキーに、取扱説明書を探し出して、眺めてみると色々わかると思います。
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